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地震に強い家をつくるための3つのポイント

2023/01/11

地震に強い家をつくるための3つのポイント

注文住宅のサイエンスホームは静岡県浜松市を中心として、全国に約120の店舗、約110の展示場を構える住宅会社です。サイエンスホームの注文住宅は、現代の住宅ではあまり見かけない、柱や梁が現しになった「真壁づくり」の木の家。戦前戦後まで日本の家は、ほとんどが真壁づくりでした。先人たちが日本の気候風土に合わせて創り上げた技術には、暮らしの知恵が詰まっています。日本人に合う、日本古来の暮らしを現代でも通用させるために、サイエンスホームは立ち上げられました。サイエンスホームは、「懐かしいのに新しい」「誰もがホッとする」そんな斬新で癒される注文住宅の木の家を、日本全国へ提供し続けています。

「地震に強い家がほしい!」と思っている方は多いのですが、一方で「じゃあどういう家なら地震に強いのか」ということをご存じの方はあまりいらっしゃいません。

太い大黒柱があればいい? いえいえ、それだけでは安心とは言えませんよね。

地震大国日本の中でも、今後数十年の間に大きな地震が来ることが予測されている静岡県。もしあなたがこれから家を建てるなら、地震に強い住まいにしておくことは必須です。

お客さま自身が地震に強い家の特徴をきちんと理解しておくことで、家づくりを依頼する住宅会社に具体的に要望を伝えることができますし、そうすることで入居後も地震が来ることにビクビクせず、安心して暮らしていくことができるはず。

今回は、地震に強い家をつくるために確認しておくべき3つのポイントについてご説明します!

多くの木造住宅は構造計算していない?

まず最初にお伝えしておきたいのは、日本の法律において木造住宅は耐震性のチェックがゆるいということです。

ほとんどの木造住宅は建築基準法上「四号建築物」というものになるのですが、四号建築物には「四号特例」という規定があります。この特例は、簡単に言えば「木造住宅は構造計算をした書類を出さなくていいですよ」という緩和規定です。

通常、建築時の申請書類は役所やまちづくりセンターに提出するのですが、その際に構造計算書を提出しないので、役所は住まいの耐震構造のチェックをしません。

では誰が構造のチェックをしているかというと、あなたが依頼した住宅会社のその図面を書いた建築士さんです。

その方がしっかりとした知識と志を持って構造計算をしてくださっていればよいのですが、残念ながらデザイン性を優先して、耐震上必要な柱を入れずに図面を作成しても、その方がOK!と言えばOKになってしまうのです。

以上のように、日本の木造住宅の耐震性はきちんと計算されていません。ですから、自分の住まいや暮らしを守る意味でも、あなた自身が住まいの耐震性能について理解しておくことが重要ということなのですね。

では、ここからは、具体的にお客さまがチェックすべきポイントについてお伝えしていきます。

構造自体の強度をチェック

木造住宅は、柱や梁(はり)といって、木の柱を組み合わせて骨組み(構造)をつくります。

これは比較的イメージしやすいかと思うのですが、柱同士の間隔が狭ければ強度も上がりやすく、硬い性質を持つ樹種を柱に使用すれば強度も上がりやすいです。

樹種や仕上げ方によって、横の力に強い木や縦の力に強い木があるので、それらの特徴も踏まえて強度を計算しているかどうか、住宅会社に確認しておきましょう。

また、構造材と構造材の間には「筋交(すじかい)」という木材を斜めにかけます。これは建物が地震で揺れた際に、壁が歪まないようにするためのもので、イメージとしては「つっかえ棒」に近いでしょうか。

また、筋交いのような線ではなく「耐力面材」を使用して面で強度を高める施工方法もあります。こちらのほうが耐震性能向上への信頼性が高いため、近年ではそちらを採用する住宅会社も増えてきています。

検討している住宅会社には、

・柱と柱のピッチ
・構造材の種類
・面材耐力壁の使用

これらを確認すること、そして、住宅会社がどのような考えでその構造を採用しているのかをよく聞いてみることをおすすめします。

実は大事な「住まいの形状」

ご存じですか? 家のかたちも耐震性に大きく関わってくるということを。

簡単に言えば、シンプルなかたちをしているほど構造の強度は高まります。建物のバランスが取れているかどうかは「偏心率」という指標で判断できるのですが、これは小さければ小さいほどよく、一般的にシンプルな形状であるほどよい数値が出ます。

耐震性で言えば、総二階の家や平屋など、きれいな立方体になっている建物のほうがバランスに優れているということです。

一方で、広い一階屋の上に小さな二階屋を載せたり、構造体を複雑に組み合わせた建物は、揺れの伝わり方が複雑になり、梁や柱の接合部などに強いねじれの力がかかります。建物がその力に耐えられないつくりをしていれば、当然力がかかった部分が破断し、半壊・全壊してしまうことになるわけです。

もちろん、そのような負荷に耐えられる強度で構造計算されていれば問題はないのですが、前述したように、それが確実に計算されているとは言いがたい現実もあります。

建物の形状をシンプルにすることは、構造をシンプルにすることと同義。複雑なかたちを避け、スタンダードな形状にしておくことで、地震に耐えられる住まいをつくりやすくなります。住まいづくりを依頼する設計士さんにも、そのように建物形状についての要望を伝えていただくと安心です。

家の「重さ」を考えたことはありますか?

「骨組みの強度」「建物の形状」に続いて3つ目のチェックポイントは、住まいの「重量」です。

実は重い建物のほうが地震力が伝わりやすくなります。また、重量が同じでも、上層に重さが集中している建物のほうが揺れが強くなります。これもなんとなく、イメージしやすいかもしれませんね。

建物の一番上にあるのは「屋根」ですから、屋根の重量を考えておくことも大切です。瓦やガルバリウム鋼板をはじめ、屋根材もたくさんの種類があり、素材によって重さも異なります。

もちろん重い屋根だからダメというわけではありません。重量のある屋根材を採用した場合でも、それに応じて構造の強度を上げていれば大丈夫です。

家づくりを進める際には、屋根材の種類と重さ、それに加えて「その重量に耐えられる構造強度で設計されているかどうか」を、住宅会社さんに確認してみてくださいね。

一点、注意すべきなのは、家を建てたあとに太陽光パネルの後載せをするケースです。ソーラーパネルもかなりの重さがある素材なのですが、建物の設計時にはその重量を加味していない場合があります。

重量に対してギリギリの構造強度の建物に太陽光パネルを載せるのはたいへん危険ですので避けるようにしてください。

古い建物に太陽光を載せている住まい手さんも増えていますが、簡単に搭載するのではなく、構造の補強も併せてご検討いただきたいと思います。

サイエンスホームの設計原則

ここまで耐震構造に関する3つのポイントをお伝えしてきましたが、「サイエンスホームはどうなの?」という疑問にもお答えしていきます。

サイエンスホームは全国各地で、地域のさまざまな住宅会社が加盟している住宅ブランドです。加盟している各社が同じ安全性で建物を建築できるよう、かなり厳しい設計ルールが敷かれています。

例えば、

・建物四隅の通し柱から1mは必ず壁にしなければならない
(通し柱は耐震構造の弱点になりやすいため壁で補強)
・4m以上の間隔で柱を飛ばしてはいけない
・構造材はすべて本部が取りまとめ
・間取りや構造も本部でダブルチェック

などです。

構造材の量も増えるため、通常の木造住宅より柱が多くなるのですが、柱を現しにする「真壁づくり」というデザインが基本のため、柱が多くとも全く違和感がありません。

また、先述したように「耐力面材」を使用したほうが耐震性能への信頼性が高まります。サイエンスホームの建物は柱と柱の間に構造パネルを入れるハイブリッド構造なので、さらに面剛性(建物の堅牢さ)が確保できるのもサイエンスホームの住まいの大きな特徴です。

上記のようにさまざまな独自基準があるサイエンスホームの構造設計ですが、ルールが多いからと言って間取りやデザインの自由度が著しく損なわれるわけではありません。
耐震性能の基準はしっかりクリアしながらも、ご要望もお聞きした上で、住まい手さんご家族にぴったりフィットする家づくりをしていますからご安心くださいね。

安心して暮らしたい方はこちらをチェック!

さて、サイエンスホームでは樹種の特徴を踏まえた強度計算など、厳格に耐震性能を担保していますが、構造材として使われる樹種の中でも「ひのき」は強度が高いです。

サイエンスホームでは現在「ひのきキャンペーン」も実施しておりますので、よかったらそちらの特設ページをチェックしてみてくださいね。

「ひのきづくしの家」特設ページ

また、耐震性にこだわりたい方は新商品の「Cクラス」も要チェックです。構造金物の量を増やすことで耐震等級3レベルの強度を標準仕様で実現しています。
Cクラスは西ヶ崎展示場でご覧いただけます。構造金物が極力目立たないように配慮された意匠性も見どころです!

浜松市で安心して暮らしたい! とお考えの方は、ぜひご相談ください。ご不明点がありましたらメールフォームからお問合せいただければ幸いです。

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