注文住宅のサイエンスホームは静岡県浜松市を中心として、全国に約120の店舗、約110の展示場を構える住宅会社です。サイエンスホームの注文住宅は、現代の住宅ではあまり見かけない、柱や梁が現しになった「真壁づくり」の木の家。戦前戦後まで日本の家は、ほとんどが真壁づくりでした。先人たちが日本の気候風土に合わせて創り上げた技術には、暮らしの知恵が詰まっています。日本人に合う、日本古来の暮らしを現代でも通用させるために、サイエンスホームは立ち上げられました。サイエンスホームは、「懐かしいのに新しい」「誰もがホッとする」そんな斬新で癒される注文住宅の木の家を、日本全国へ提供し続けています。
家づくりの打ち合わせの中で度々現れる造作家具。
注文住宅のサイエンスホーム浜松店では、ほとんどのお客様が造作家具の採用をしています。
今回は、造作家具とは何なのか、なぜ人気があるのか、どのような使い方があるのかをお話しします。
造作家具とは
造作家具とは、その空間や用途に合わせて設計、製作したオーダー家具の一種です。
一般的には、床や壁、天井に固定された造り付けの家具を指します。
機能的で、且つ空間の雰囲気を損なわない造作家具の魅力を見ていきましょう。
造作家具の良い点
空間を無駄にしない
造作家具は床から天井まで、壁から壁まで、空間に合わせて隙間なく設置できます。
サイズが合っている既製品の家具を選んだとしても、どうしても隙間ができてしまい、その隙間の掃除が必要になってきます。造作家具は、空間に合わせてミリ単位で設計、製作をしていくので、空間を無駄にすることなくピッタリの家具を設置することができます。
空間に統一感がでる
部屋のテイストやデザインに合わせて空間を統一できることも、造作家具の良い点です。
床や壁、天井と同様に、家具は空間のデザインを左右させる要素のひとつです。ディテールにまでこだわることができる造作家具であれば、思い描く理想の空間に仕上げることができます。
注文住宅のサイエンスホーム浜松店では、柱や梁などの構造材を現しにする「真壁づくり」を採用しています。空間に現しになっている木の色を選ぶことができ、カフェ風や北欧風、ビンテージ調や和風にまで空間をアレンジできます。造作家具も構造材と同じ色にすることで、空間に統一感が生まれ、理想の暮らしを実現することが可能です。
空間を強くする
造作家具は、壁や床、天井に直接設置するため、地震が起きた際に倒れてくる心配がなくなります。
地震の発生時に食器棚や本棚、テーブルなど大きな家具が倒れてくると、怪我の原因や下敷きになってしまう可能性があります。壁にしっかり固定されている造作家具であれば、地震が起きても倒れてくる心配がないため、安心安全に生活することができます。
造作家具の注意点
動かせられない
家づくりで打ち合わせした場所にしっかり固定されているため、部屋の模様替えをしたいと思った際に、造作家具の場所移動ができないことに注意していただきたいです。
しかし、サイズや引き出し等の細部に至るまで、生活動線に合わせて念入りに打ち合わせした造作家具であれば、その場所になくては困るくらいの優秀な家具になるのではないでしょうか。
使い方が変わる可能性のある家具は、物の大きさに合わせて高さを調整できる可動棚などにすることをおすすめします。
費用が高くなる場合が多い
場所ごとにサイズを細かく決めて製作される造作家具は、一点物になります。設計や製作に時間がかかることから、既製品の家具より費用が高くなる場合があります。
設計やデザインによっては、シンプルに仕上げることで既製品よりもお手頃価格になる場合もあります。
予算が限られる場合は、造作家具と既製品の組み合わせが大切になります。将来移動する可能性の低い靴箱、毎日家族みんなが使う洗面化粧台などには造作家具を、移動する可能性の高いテレビ台、長時間過ごさない個室の机などには既製品の家具をという風に調整する必要があります。
注文住宅のサイエンスホーム浜松店の造作家具
注文住宅の木の家を提供しているサイエンスホーム浜松店では、構造体となる柱や梁を現しにする「真壁づくり」を採用しています。現しになっている構造材に合わせた造作家具をご覧ください。
靴箱
造作の靴箱は、靴の脱ぎっぱなしが多い方、靴が多くて靴箱に収まらない方にオススメです。
急な来客があったとき、靴が玄関に散らばっていたら焦ってしまいますよね。家族全員の靴を収納できる靴箱、ブーツや長靴、傘や外用おもちゃも一緒に収納できる靴箱、なかなか既製品では見つかりません。
造作で靴箱を製作すれば、持っている靴の種類や数、一緒に収納したい物に合わせてサイズや形を決めることができます。
注文住宅のサイエンスホーム浜松店では、国産ヒノキを使用した靴箱を提供しています。ヒノキには消臭効果があるため、匂いの気になる靴箱にピッタリの造作家具です。
テレビ台
テレビ台はリビングでくつろいでいる時に、一番目に入る家具ではないでしょうか。
日々の生活動線に合わせた寸法、且つ空間に馴染むデザインであるテレビ台であれば、くつろぎ時間の邪魔をすることがなくなります。視線の先にある大きな家具を、空間に現しになっている柱や梁と同じ色にするだけで、空間に統一感が溢れテレビに集中できます。
また、隙間なく床や壁に固定されるため、テレビ台の裏にホコリが溜まる心配もなくなります。コードについたホコリが原因で発生する火事も未然に防ぐことができます。
トイレカウンター、手洗い器
トイレは扉で仕切られた空間のため、こだわりを詰め込んでも他の空間の雰囲気を壊さない部屋になります。そのため、リビング空間とはガラリと変わった雰囲気にする方が多いです。
カウンターがあることにより、本や絵画、雰囲気を作る小物などお気に入りの物を置くことができます。スマートフォンを持ち込み、漫画を読んだりゲームをしたり、トイレ時間を満喫する方も多いのではないでしょうか。一時的に物を置くスペースにもなり、機能性にも長けた造作家具になります。
トイレの便器と独立の手洗いを既製品にした場合、空間を既製品で占める割合が多くなるため、こだわって選んだ壁紙や照明の邪魔をしてしまう可能性があります。造作のカウンターと一緒に手洗い器を設けると、現しになっている柱と同化し、雰囲気の邪魔になりません。
洗面化粧台
洗面化粧台は様々なシチュエーションで、1日に何度も使用する場所です。朝の寝ぐせを直す時、化粧をする時、帰宅後の手洗いうがい、お風呂後のスキンケアなど、用途は違っても使う回数はかなり多いです。洗面化粧台は使い勝手が最も求められる家具ではないでしょうか。
洗面器を大きくして髪の毛を洗えるようにしたり、化粧水や歯ブラシ、タオルなど大きさの違う物を収納できる棚を備え付けにしたり、お風呂後に手に届く場所にタオルを置けるようにしたり、生活スタイルをしっかり考えて作ることで毎日が豊かになります。
カップボード
キッチンは料理をする人にとって、効率良く動ける場所であってほしいと懇願するスペースです。造作家具であれば、家を建てる以前のキッチンで動いていた動線に合わせてカップボードを作ることができます。
食器類や調理器具の大きさや数に合わせて棚を設けるのはもちろん、炊飯器からご飯をよそう時のちょうどいい高さのカウンターなど細かく設定できます。
まとめ
いかがでしたか？造作家具を取り入れるだけで、家全体が統一されオシャレな空間になったり、毎日の生活が豊かになったりします。
注文住宅のサイエンスホーム浜松店ならではの「真壁づくり」にマッチしたこだわりの造作家具を、家と一緒に作り上げませんか？
この記事は私が書きました
サイエンスホーム浜松店 コーディネーター柴田
こんにちは。サイエンスホーム浜松店でコーディネーターをしている柴田です。大学でインテリアデザインを学び、見た目で惹かれる住宅会社を探して就職活動をしていました。圧倒的に他と雰囲気が異なるサイエンスホームは、柱と梁の直線が美しく、和風から洋風まで多種多様なデザインで造られていてとても魅力を感じました。サイエンスホームに入社し、真壁づくりや外張り断熱など、サイエンスホームで採用している構造や技術を学ぶ中で、デザインに劣ることのない性能の高さを知り、また更にサイエンスホームが好きになりました。
見た目で興味を持たれるお客様が大半ですが、それ以上に暮らして満足する秘密がたくさん隠れています。ぜひ一度展示場や見学会、イベントにお越しいただき、サイエンスホームの魅力を体感してください。