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高気密・高断熱の家ってどんな家?メリット・デメリットを徹底解説!

2024/04/03

高気密・高断熱の家ってどんな家?メリット・デメリットを徹底解説!

注文住宅のサイエンスホームは静岡県浜松市を中心として、全国に約120の店舗、約110の展示場を構える住宅会社です。サイエンスホームの注文住宅は、現代の住宅ではあまり見かけない、柱や梁が現しになった「真壁づくり」の木の家。戦前戦後まで日本の家は、ほとんどが真壁づくりでした。先人たちが日本の気候風土に合わせて創り上げた技術には、暮らしの知恵が詰まっています。日本人に合う、日本古来の暮らしを現代でも通用させるために、サイエンスホームは立ち上げられました。サイエンスホームは、「懐かしいのに新しい」「誰もがホッとする」そんな斬新で癒される注文住宅の木の家を、日本全国へ提供し続けています。

高気密・高断熱に優れた家ってどんな家?

今回は、季節に関係なく、毎日が快適温度で過ごせるお家にするために、浜松市で注文住宅(木の家)をご検討中の方に知ってほしい「高気密・高断熱の木の家」の魅力をお伝えします。

高気密・高断熱とは?
高気密・高断熱とセットで使われますが、各言葉の意味をまず見ていきましょう。

【高気密とは】
気密性が高い=隙間が少ないということです。どんなに腕のいい大工さんでも、壁や天井・床・窓枠には、ちょっとした隙間ができるものです。今でこそ隙間風がふくほどの気密性の低い新築の住宅はなくなりましたが、目に見えない位小さな隙間でも家一軒分の集めると、窓一枚分の大きさになる場合があります。

そのため、冬には外の寒い空気が室内に入り込み、室内の温かい空気は外へ逃げていき、夏は逆に外の熱い空気が室内に入り、室内の涼しい空気は外へ逃げていきます。この隙間が多ければ多いほど、エアコンで冷やした空気、暖房で温めた空気は外部へ逃げていくので冷房、暖房効果の低い家になってしまいます。

【高断熱とは】
断熱性が高い=熱の移動が少なく、外気温の影響を受けにくいというとこです。外の空気の温度は、壁や窓などを通して家の中に伝わってくるものです。木の家の構造材で使われる木材は、金属・コンクリート・ガラスに比べれば断熱性能は高いのですが、断熱材と比較すると性能が低くなります。現在の住宅は断熱材を利用して断熱性能を上げています。

上記でご説明したように、どちらも住まいには大切な要素です。どちらかが欠けると、外気の影響を受けやすい建物になってしまいます。

高気密・高断熱の家のメリットとデメリット

【高気密・高断熱の家のメリット】
・省エネルギー
高気密・高断熱住宅は少しのエネルギーで冷暖房が十分に働くので、節電になり家計の支出を抑えられます。
また、省エネルギーなためCO2削減など、環境に優しい住宅となります。

・結露対策がしやすい
結露は室内外の気温差によって起こりますが、断熱性の高い家は断熱材によって外気温との接触を防いでいるので結露が起きにくくなります。高気密高断熱の住宅は、隙間が少ないので、しっかりとした換気計画をすれば換気効果が高まります。湿度管理もできるため、より結露がしにくくなります。結露は家の老朽化を促進させる原因のひとつとも言われており、家の土台や柱などを気づかぬうちに腐食していく内部結露は木の家にとって天敵となるため、木の家をお考えの方は気を付けていただきたいポイントになります。

・ヒートショック防止
ヒートショックとは急激な温度の変化によって、血圧の変動が激しくなり、めまい・立ちくらみなどの症状が体に現れることです。ひどくなると、呼吸困難や嘔吐、意識障害、心臓に負担がかかり心筋梗塞や脳卒中などの疾患につながります。高気密高断熱住宅は冷暖房効率が高まるので、家全体の温度差を少なくすることができ、ヒートショックのリスクを減らす事ができるのです。

【高気密高断熱住宅の家のデメリット】
・室内が乾燥しやすい
高気密高断熱住宅は冬には乾燥しやすいといわれる事があります。原因の一つに冬の暖房時に外気の出入りが少ないので外からの湿気が入り込まず、室内の水蒸気量は変わらないのですが、室温が上がって相対湿度が下がる事で、乾燥を感じやすくなるからです。

対策として加湿器の使用などもありますが、木には調湿効果があります。木は冬の乾燥した空間では、木の持つ水分を放出してくれます。木造の家(木の家)をお考えでしたら、その木が湿度コントロールできるように室内側に現わしにすると、特別に費用や手間をかけずに乾燥対策ができます。

・しっかりとした換気計画が必要
気密性の高い住宅は外部との空気の出入りを防ぐので、室内の空気がこもってしまいます。空気がこもってしまうと、臭いの原因や気分が悪くなることがあります。そのために、計画的な換気が必要です。

気密性が高い建物は、隙間がないので換気の流れを作ることができます。ストローをイメージしていただきたいのですが、穴が開いてしまっているストローではいくら吸っても飲み物は思ったように吸えません。「気密性の高い」=「穴のないストロー」に近いので汚れた空気が滞ることなく排気口からでてくれるので、しっかりとした計画換気を行えば室内空間は快適になります。

・施工に費用がかかる
一般的な住宅に比べると、どうしても施工に費用がかかります。しかし、将来的には環境性能が高い住宅は資産価値が上がりますし、補助金や優遇措置もあるので、建築を検討する際は補助金や制度について確認してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は高気密高断熱に優れた家の特徴についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか?デメリットもありますが、それを上回るメリットの方が大きいのではないでしょうか?

家の気密性・断熱性は、家族はもちろん、木の家の健康のためにも不可欠です。注文住宅(木の家)を建てる際は、快適に過ごすためにぜひご参考にしてください。

この記事は私が書きました

サイエンスホーム浜松店 アドバイザー野末

こんにちは。サイエンスホーム浜松店設計部の野末です。私は2014年12月に静岡県浜松市にサイエンスホームで自宅を建てました。実際に暮らしてみる事で、サイエンスホームの建物の良さを日々体感しています。真壁づくりという日本古来の工法に、外断熱などの現代の技術を組み合わせたサイエンスホームの木の家は高気密・高断熱。真夏も真冬も梅雨時期でも、一年を通して本当にエアコン一台で快適に暮らす事ができています。
木に包まれた見た目も素敵なサイエンスホームの建物の魅力は、画面だけでは伝えきれません。
ぜひ、展示場や見学会に足を運んで頂いて体感して頂きたいと思います。

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