サイエンスホームは静岡県浜松市を中心として、全国に約120の店舗、約110の展示場を構える住宅会社です。サイエンスホームの家は、現代の住宅ではあまり見かけない、柱や梁が現しになった「真壁づくり」。戦前戦後まで日本の家は、ほとんどが真壁づくりでした。先人たちが日本の気候風土に合わせて創り上げた技術には、暮らしの知恵が詰まっています。日本人に合う、日本古来の暮らしを現代でも通用させるために、サイエンスホームは立ち上げられました。サイエンスホームは、「懐かしいのに新しい」「誰もがホッとする」そんな斬新で癒される木の家を、日本全国へ提供し続けています。
昔の日本家屋は真壁づくり
人生の中で大きな買い物の一つである家。購入するのであれば、なるべく長く丈夫な状態で、住み続けたいですよね。おじいちゃん、おばあちゃんの家が築50年、100年を超えているという話はよく聞きます。襖で仕切られた畳の部屋や風情溢れる縁側、太い梁が天井を渡り大黒柱が家族を見守るという家が想像できます。しかし関東大震災発生後、住宅の再構築のために日本家屋のような住宅は減っていきました。現在の住宅の主流は、昔の日本家屋よりも施工がしやすく、工期も短い構造になっています。昔の日本家屋の構造は「真壁づくり」です。柱や梁などの構造材を現しにしている状態のことを言います。神社仏閣も同じような構造です。日本は昔から、建造物は真壁づくりで造っていたのです。

注文住宅のサイエンスホーム浜松店も真壁づくり
注文住宅のサイエンスホーム浜松店も「真壁づくり」の家を提供しています。しかし現在の主流ではない真壁づくりをサイエンスホーム浜松店はなぜ造っているのでしょうか。それは、長持ちする家を造りたいということはもちろんですが、何十年と長い間一緒に過ごす家に愛着を持ってほしいからです。
真壁づくりで造っている昔の日本家屋のように世代を超えて引き継ぐことは、その分家に愛着が自然と湧くことになります。築50年以上の家を解体する際、涙を流すほど感極まるお施主様は少なくありません。真壁づくりによって現しになった柱に身長を書いて成長を感じたり、無垢床におもちゃを落としてできた傷が思い出を振り返るきっかけになったり、毎日の小さな思い出が構造と同じように目に見える形で刻まれていきます。
何世代も語り継ぐ長持ちする家を建てるには、そこに住む人だけでなく、家の構造材のことも考えられていることが大切になります。築50年、100年と長持ちする日本家屋の真壁づくりにはどのような秘密があるのか、お話ししていきます。
長持ちする真壁づくりの家
注文住宅のサイエンスホーム浜松店が採用している真壁づくりは、柱や梁などの構造材が目に見える状態、空気に触れている状態になっています。現在の住宅の主流は、構造材が壁に覆われています。木が現しになっているか否かの違いで、耐久性にどのような影響が出るのでしょうか。

木が呼吸できる
森の中でサラサラと揺れながら佇む木は、私たち人間と同じように呼吸をしています。空気中の湿気を吸ったり吐いたりして生きています。家の構造材として木を使用する場合、森の中にいる状態と同じようにすることで木の健康が保たれます。健康状態が良いと寿命が延びることと同じように、木も健康状態が良いと家の寿命を延ばしてくれます。
注文住宅のサイエンスホーム浜松店が採用している真壁づくりの家は、構造材である木が空気に触れていて、呼吸ができるようになっています。森の中にいた時と同じような状態なので、木の健康が守られています。
空気中の湿気を吸ったり吐いたりしてくれることで、室内の湿度が年間を通して40~60%に保たれます。湿気大国と呼ばれる日本でも、サイエンスホーム浜松店の真壁づくりの家なら、暑い夏でもサラサラとした空気が流れます。木が呼吸できることは、そこに住む人にとっても嬉しい効果があります。
木が常に乾燥状態にある
湿度が高い日本の気候で心配されるのが構造材の腐食です。家で使われる木材は工場で乾燥された状態で現場に運ばれることが多いですが、壁に覆われてしまうと木が呼吸できなくなり、壁の中で溜まった湿気を吐き出すことができなくなります。水分を溜め込みすぎてしまうと、菌も虫も活性化しやすくなり腐食の原因になります。注文住宅のサイエンスホーム浜松店が造る真壁づくりの家は、木が常に空気に触れているので、水分を溜め込みすぎてしまうことはありません。
木が常に乾燥した状態であれば、固く強い状態を保つことができます。真壁づくりの家は、木が常に空気に触れ乾燥された状態になることで、伸び縮みする余地が少なくなるため、寸法が安定して強度も上がります。また、繊維が縮まって曲げや押しつぶしに対する強度も上がり、耐久性に良い影響を与えています。

シロアリに強い
木の家を建てる際には、シロアリ対策も必要になります。シロアリは全ての木が大好物というわけではなく、腐食した柔らかい木を好みます。真壁づくりの家は、シロアリの好物となる柔らかい木を作らないようになっています。真壁づくりのように常に空気に触れている乾燥した状態の構造材は固く、シロアリが食べにくい環境になり、家の寿命を延ばしています。
さらに注文住宅のサイエンスホーム浜松店は、防虫性が高いヒノキを構造材として使用しています。サイエンスホーム浜松店では、シロアリが好まないヒノキを地面に一番近い土台に使用しているため、室内への侵入を防いでいます。
構造材の状態が分かる
家を支えている構造材が目に見えている真壁づくりだからこそ、家が健康な状態かどうかが分かります。地震が心配されている日本で、地震が起きた際に家の状態がどの段階なのか、住む人が分かるのは大きな安心材料になります。2016年に発生した熊本県のマグニチュード6.5の地震では、サイエンスホームの展示場に多くの人が避難されました。構造材が壁に覆われている家ではどのような状態なのか分からず不安ですが、真壁づくりであるサイエンスホームの家は、構造材である木にひび割れがないという安心が見えているため集まったそうです。
地震だけでなく、結露に対しても同じことが言えます。木が壁に覆われていて空気に触れない状態でいると、腐食する可能性が高まります。もし壁の中に湿気が溜まり木が腐ってしまっても、そのような状態になっていることに気づくことができません。
家の状態が分かれば倒壊する前にメンテナンスができます。定期的に構造材を目視して確認するだけで、家の健康状態を確認でき、家の寿命を延ばすことができます。
まとめ

奈良県にある法隆寺は建設されて約1300年経過していますが、現在も立派に存在しています。法隆寺も注文住宅のサイエンスホーム浜松店が提供している家と同じ「真壁づくり」です。常に新鮮な空気に触れ、構造材である木が呼吸できる状態であれば、日々のメンテナンスで長持ちすることができるのです。
湿度が高くなる日本に住むのであれば、住む人だけでなく、構造材の健康も考えた真壁づくりが最適だと注文住宅のサイエンスホーム浜松店は考えます。高い湿度の影響で腐食する可能性を抑え、世代を超えて語り継ぐ真壁づくりの家で多くの思い出を作り、その分家に愛着を持っていただきたいです。
注文住宅のサイエンスホーム浜松店は「真壁づくり」を標準仕様にしています。浜松市内にある5つの展示場も全て「真壁づくり」です。中でも富塚町にある展示場は築20年ですが、自信を持っているからこそ、現在も展示場として多くのお客様にご見学していただいています。新築時だけでなく、20年後の家の状態をぜひ一度ご覧いただけたら嬉しいです。

この記事は私が書きました
サイエンスホーム浜松店 コーディネーター柴田
こんにちは。サイエンスホーム浜松店でコーディネーターをしている柴田です。おしゃれの街ロンドンの大学でインテリアデザインを学び、現在は心休まる街ジモトで保護猫2匹とのんびり暮らしています。お客様一人一人に合ったおしゃれ空間になるように、ヨーロッパの風を吹かせながら楽しく打ち合わせをしています。
家に住むのは人だけとは限りません。ペットと暮らすうえでの悩みや不安を共有しながら、人もペットも心地よく過ごせる素敵な家を一緒に作りましょう!
私はご契約後から登場するので、ぜひ、ぜひ、よろしくお願いいたします(^^)/





