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地震に備えた木造住宅
サイエンスホーム浜松店の耐震・耐久に関する工夫

2024/01/29

地震に備えた木造住宅<br>サイエンスホーム浜松店の耐震・耐久に関する工夫

注文住宅のサイエンスホームは静岡県浜松市を中心として、全国に約120の店舗、約110の展示場を構える住宅会社です。サイエンスホームの注文住宅は、現代の住宅ではあまり見かけない、柱や梁が現しになった「真壁づくり」の木の家。戦前戦後まで日本の家は、ほとんどが真壁づくりでした。先人たちが日本の気候風土に合わせて創り上げた技術には、暮らしの知恵が詰まっています。日本人に合う、日本古来の暮らしを現代でも通用させるために、サイエンスホームは立ち上げられました。サイエンスホームは、「懐かしいのに新しい」「誰もがホッとする」そんな斬新で癒される注文住宅の木の家を、日本全国へ提供し続けています。

まるで森林浴をしているかのような木の家、木の温かみを感じられる木の家、やわらかく包み込まれるような木の家など、木造住宅は家族のぬくもり溢れる素敵なお家です。
しかし、昨今の日本は東日本大震災や熊本地震、能登半島地震などを経て、地震に対する不安や心配の声が高まっています。
鉄骨造に比べて木造は耐震、耐久が低いのではないかと思う方は多いのではないでしょうか。
今回は、木造の注文住宅を建てているサイエンスホーム浜松店の耐震、耐久についての工夫をお話しします。

木造住宅への不安

日本は地震大国として知られています。昨今の大地震で多くの建物が被害を受けました。
被害を受けている建物のほとんどが木造住宅であるということから、木造住宅は耐震性能が低いというイメージを持つ方が多くいるかと思います。

また木は鉄よりも柔らかいイメージがあるので、一般的に鉄骨造の方が地震に強いと思われています。
広告などでも「家族のぬくもりに囲まれた生活」「やわらかい空間でまったり過ごすお家時間」などといった文言で宣伝する木造住宅に対して、「地震に負けない家づくり」「何世帯も住み続ける家」など、鉄骨造住宅は耐震、耐久性を強みとしている宣伝が多いため、木造よりも鉄骨造の方が耐震性に優れているイメージがあるかと思います。

しかし、日本での大地震があるごとに、木造住宅に対する耐震基準の見直しが繰り返し行われています。現在の耐震基準では、震度7の地震が起きても倒壊、崩壊しない設計が求められています。地震で被害を受けた住宅は、現行の耐震基準を満たしていないものが多くありました。

サイエンスホーム浜松店の木の家 耐震・耐久に対する工夫

注文住宅のサイエンスホーム浜松店は、木をふんだんに使用した木造住宅を、静岡県浜松市を中心として全国に提供しています。柱や梁の構造材を現しにする日本古来の木造住宅「真壁づくり」の良さを残しつつ、現在の耐震基準に満たすような強さを持っています。どのような工夫があるのか、一緒に見ていきましょう。

真壁づくり+メーターモジュール=強度1.5倍
注文住宅のサイエンスホーム浜松店では、「真壁づくり」と「メーターモジュール」を掛け合わせて、強度1.5倍の木造住宅を建てています。

真壁づくりとは、柱や梁などの構造材を見える状態で仕上げる日本古来の建築工法です。お家の中で柱や梁が見えたら「真壁づくり」、壁や天井しか見えないのであれば「大壁づくり」です。大壁づくりはコストや効率に関して優れていたため、お家の大量生産を目的とした時代に主流になりました。

真壁づくりに関して詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。
木の家なら、サイエンスホームの"真壁づくり"がおすすめ!サイエンスホームの"真壁づくり"とは?

メーターモジュールのモジュールとは、建築物や建材の基準となる寸法です。モジュールの種類は「メーターモジュール」と「尺モジュール」があります。ほとんどの住宅は尺モジュールを採用しています。日本に畳の文化があることから、畳のサイズ(910mm×1820mm)に合わせて尺モジュールの1スパンは910mmになっています。

それに対し、メーターモジュールの1スパンは1000mmです。尺モジュールに比べて約20%も広さに余裕があり、室内はもちろん、階段や水回りの空間にゆとりができます。基準となる寸法が大きくなるため、一般的に6畳間と言われる空間をメーターモジュールにすると、7.2畳の広さになります。

お家の柱は、耐震性を向上させるカギとなる構造材のひとつです。大壁づくりでは、柱は必要とされる場所に必要な本数のみが入っています。現在の耐震基準に必要な柱が入っているので、大壁づくりの木造住宅の耐震性能が低いというわけではありません。

注文住宅のサイエンスホーム浜松店が採用している真壁づくりは、柱などの構造材が見えている木の家です。柱を必要とする場所のみに入れると見た目に違和感が生まれてしまいます。注文住宅のサイエンスホーム浜松店ではメーターモジュールを採用しているため、1m間隔に柱を配置し、均整のとれたバランスの良い見た目に仕上がっています。

見た目だけではなく、耐震基準に応じた必要な柱の本数以上に柱が入っています。一般的な大壁づくりの木造住宅よりも柱の本数は約1.5倍なので、耐震・耐久性も約1.5倍の強さがあります。

注文住宅のサイエンスホーム浜松店が「真壁づくり」と「メーターモジュール」を採用しているからこそ、「強度1.5倍」の木の家が可能になるのです。

フレーム×パネルのハイブリッド構造
注文住宅のサイエンスホーム浜松店では、木の軸を組み立てて建物を支える在来軸組工法と、パネルで建物を支えるモノコック工法を組み合わせることで強度を上げています。

在来軸組工法は、耐風、耐火、耐熱、危害、防音に優れており、フレームで作られています。パネルで作られているモノコック工法は耐震性に優れています。2つ以上の機能や物が合わさってできた更に優れたものをハイブリッドといい、在来軸組工法の良い点とモノコック工法の良い点を掛け合わせた建て方を注文住宅のサイエンスホーム浜松店は採用しています。

柱や梁、筋交いなどの骨格(フレーム)と、壁や床などの面(パネル)が一体となって建物を支えるため、地震や台風などの天災で建物に大きな力がかかってもその力をバランス良く分散させて逃がすことができ、建物が変形しにくい構造を形成しています。

木の王様 ひのき
注文住宅のサイエンスホーム浜松店の木の家では、木の王様と言われているひのきをふんだんに使用しています。ひのきの特徴として、「香りが良い」「リラックスできる」といったイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

実はひのきには、世界最大級レベルの特徴があるのです。それは「耐久性」です。

ひのきは伐採されてから約200年かけて強度を増していきます。奈良県にある法隆寺の構造材はひのきです。607年に建立された法隆寺は、約1400年経った現在も存在し続けていることから、ひのきが強度と耐久性にどれだけ優れているかがわかります。

またひのきにはしなりがあり、折れにくい性質を持っています。ひのきは針葉樹と言われる樹種で、名前の通り成長すると20m~30mになる高木です。大きいものは50mの高さまで成長するひのきもあります。そのため、地震が起きても柔らかいしなりで揺れを吸収し、折れることなく倒壊を防ぎます。

見える安心 見えない安心
皆さんは2016年に発生した熊本地震を覚えていますでしょうか。最大震度7を記録し、その他震度6相当の揺れが複数回にわたって熊本県と大分県を襲いました。

熊本県に位置する熊本城もやぐらが倒れたり、瓦が落ちたり、一部の石垣が崩壊したりなどの被害を受けました。立派な天守閣を支える石垣が崩壊したことから、地震の大きさがわかります。

熊本城以外にも多くの一般住宅も被害を受けました。お家を支える壁にひびが入ったり、クロスも破れてしまったり、お家が倒壊するのではないかと思わせるような様子でした。

注文住宅のサイエンスホームは全国に店舗、展示場を構えています。熊本県にもサイエンスホームはあり、熊本地震の際にもサイエンスホームの展示場は存在していました。注文住宅のサイエンスホームの展示場では、壁やクロスに被害はありませんでした。

大壁づくりのお家では、構造材が壁に隠れているため、壁のひびがどこまで深くあるのか、壁の中の柱や梁にはひびはあるのかなどお家の状態が見えません。それに対して真壁づくりのサイエンスホームは、構造材が見えるので柱や梁がどのような状態か見えます。地震時の構造材の状態は住む人の安心につながります。注文住宅のサイエンスホームのお家は見える安心があります。

まとめ

今回は木造住宅の注文住宅を提供しているサイエンスホーム浜松店が、地震に備えてどのような耐震・耐久の工夫をしているかお話ししました。様々な工夫や努力により、鉄骨造の方が強いというイメージを払拭するくらいの強度を実現できています。自然溢れるやわらかい空間を実現できる木の家で、且つ地震に負けない注文住宅をサイエンスホーム浜松店は建てています。理想の木の家を思い描きながら、いつ来るかわからない地震に備えませんか?

この記事は私が書きました

サイエンスホーム浜松店 コーディネーター柴田

こんにちは。サイエンスホーム浜松店でコーディネーターをしている柴田です。大学でインテリアデザインを学び、見た目で惹かれる住宅会社を探して就職活動をしていました。圧倒的に他と雰囲気が異なるサイエンスホームは、柱と梁の直線が美しく、和風から洋風まで多種多様なデザインで造られていてとても魅力を感じました。サイエンスホームに入社し、真壁づくりや外張り断熱など、サイエンスホームで採用している構造や技術を学ぶ中で、デザインに劣ることのない性能の高さを知り、また更にサイエンスホームが好きになりました。
見た目で興味を持たれるお客様が大半ですが、それ以上に暮らして満足する秘密がたくさん隠れています。ぜひ一度展示場や見学会、イベントにお越しいただき、サイエンスホームの魅力を体感してください。

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