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木をふんだんに使った伝統的な木造住宅の価値

2023/11/10

木をふんだんに使った伝統的な木造住宅の価値

注文住宅のサイエンスホームは静岡県浜松市を中心として、全国に約120の店舗、約110の展示場を構える住宅会社です。サイエンスホームの注文住宅は、現代の住宅ではあまり見かけない、柱や梁が現しになった「真壁づくり」の木の家。戦前戦後まで日本の家は、ほとんどが真壁づくりでした。先人たちが日本の気候風土に合わせて創り上げた技術には、暮らしの知恵が詰まっています。日本人に合う、日本古来の暮らしを現代でも通用させるために、サイエンスホームは立ち上げられました。サイエンスホームは、「懐かしいのに新しい」「誰もがホッとする」そんな斬新で癒される注文住宅の木の家を、日本全国へ提供し続けています。

昔から日本では、木造建築、木造住宅が重宝されてきました。住まいはもちろん、神社仏閣やお城など、ほとんどの建物は木造建築です。なぜそこまで木造建築、木造住宅を選択してきたのでしょうか。今回は日本が誇る木造建築、木造住宅の価値をお話します。

先人たちの暮らし

太古の昔から、人は暮らしの中で森とかけがえのない友達のように、寄り添うように生きてきました。森林から得られる木材を加工し、生活に使用する道具や燃料等、様々な用途に応じて樹種を使い分け利用してきました。人は木に囲まれた環境の中で、木と一緒に生活をしてきたのです。

日本人が作り上げた最初の住まいは「たて穴住居」です。もともと洞窟で生活をしていましたが、縄文時代の後半から稲作を始め、弥生時代にかけて一定の場所で暮らすようになりました。たて穴住居は、地面より掘り下げて建てられているため、腰の高さまで壁があり、夏は涼しく、冬は暖かくなるような住まいです。たて穴住居の構造は、柱を4本立てて、梁で支える軸組構造です。この構造をもとに、現在の木造建築が建てられています。

森林浴という、森林の空気を浴びてリフレッシュし心を癒す方法があります。それは、昔から人と密接に関わりのあった森林だからこそ生まれた方法なのでしょう。木には人の心と体を健康にする効果がたくさんあります。精神的安らぎを得ることができ、木に囲まれるだけでリラックスできます。また消臭、脱臭効果もあり、森の中は常に新鮮な空気が流れているため、森の中で深呼吸をすると爽快感が得られます。昔から木と一緒に暮らしてきたからこそ、木が生み出す自然の力だけで人は癒しを得られる体になっているのでしょう。

伝統的な木造建築

日本には、縄文時代からの軸組構造を利用した木造建築が数多く生み出されています。現存する世界最古の木造建築は「法隆寺」です。修繕を繰り返し行っていますが、607年に建立されてから約1400年、風格を残し歴史を刻みながら存在し続けています。

法隆寺以外にも、世界遺産の薬師寺や法起寺などがあり、世界の木造建築よりも長い歴史があります。日本の歴史に深く刻まれている神社仏閣ですが、修学旅行や観光などで多くの方が訪れていることでしょう。その神社仏閣の中がどのような雰囲気か覚えていますでしょうか。

日本に存在する多くの神社仏閣では、使用されている柱や梁などの構造材が呼吸できるようになっています。構造材=木材が呼吸するというのは、空気中の湿気を吸ったり吐いたりするということです。呼吸できるように、木材を壁などで隠すのではなく現しの状態、空気に触れる状態になっています。現しになっている木材の中で、大黒柱のように大きくて太い木材を想像する方が多いと思います。ただ大黒柱だけではなく、上を見上げた時に見える碁盤の目のような格天井の小さい梁や、大きな吹き抜けを支える太い梁、さらさらとした肌触りの床材なども、実は現しになっている木材として、空気中の湿気を吸ったり吐いたりしています。

木が呼吸することは、人が呼吸することと同じです。呼吸できないと湿気の調整ができなくなり、結露が発生し、腐ったりカビが発生したりしてしまいます。木を呼吸させることによって、結露やカビを未然に防ぎ、長い年月が経っても健康な状態で建物を存在し続けられています。

このように、建物の柱や梁などの構造材を現しにしている造りを真壁造りといいます。注文住宅のサイエンスホーム浜松店は、真壁造りが標準仕様になっている木の家です。何世代にも渡って、注文住宅のサイエンスホーム浜松店の木の家を受け継いでいくために、真壁造りを採用しています。真壁造りの詳しいお話はこちらをご覧ください。
「木の家なら、サイエンスホームの"真壁づくり"がおすすめ!サイエンスホームの"真壁づくり"とは?」はこちら

日本の気候風土

日本の木造建築が世界の木造建築と比べて多く現存している理由の一つに、日本の気候風土が挙げられます。日本には四季があり、それぞれの時期に楽しめるイベントが豊富で世界からも注目されています。日本の気候風土には、欠点もあります。それは、湿気です。

日本の夏は、各地で40度を超える猛暑が続きます。世界では40度を超える国も数多くあります。ただ日本は、湿度が高い国です。湿度が高いと体感温度も上がり、日陰でも常に暑く感じ、外に出ればそこはサウナなのではないかと錯覚を起こしてしまうほどの暑さではないでしょうか。人体に及ぼす影響のほか、ダニカビの発生率が上がり、害虫も発生しやすくなります。

安全に健康的にお家の中で過ごすには、湿度の調節が必要不可欠になります。下記のグラフにもあるように、湿度を約55%に保つことで、カビやダニの繁殖を抑えることができます。

ただ一年中湿度を一定に保つことは、なかなか難しいことですよね。現在では技術が進み、除湿器や加湿器という湿度調整をする機械があります。そのような技術がまだなかった昔の建物は、木材を上手に使って湿度を調整していました。昔の人たちは、日本の気候風土に順応した木の家で快適に過ごしていたのです。

木材が持つ本来の力

木材には、湿度を調整する力だけではありません。木の香りには、自律神経と脳の活動を沈静化させ、リラックスさせる力があります。森林浴のように木に囲まれるとなんとなく落ち着く、リラックスできるという感覚になる方も多いと思いますが、それは実際に科学的に証明されていることです。

また、音を心地よくまろやかにする調音効果もあります。家の中での生活音が気になるという方も多いのではないでしょうか。家族同士違う空間にいたとしても、読書をしているときに聞こえるゲームの音、勉強しているときに聞こえる食器洗いの音など、気になる生活音はどの家庭にもあるものです。ただその生活音を木の家の構造材が吸収し、人の耳に心地よく感じる範囲に調整してくれます。

その他にも、子どもの疲労を軽減する効果もあります。木造校舎では、どの学年でも「眠気・だるさ・注意集中の困難さ」を訴える割合が、鉄筋に比べて10%~20%少ない結果が出ています。木の家で勉強することが、集中力を高めることにつながります。

木の力を発揮する真壁づくり

木材には「調湿効果」「リラックス効果」「調音効果」「疲労軽減効果」など、人が生活するうえで大切な力を持っています。その力を最大限に発揮するためには、木が呼吸していることが前提に挙げられます。木の家であっても、木が呼吸している構造は「真壁づくり」です。柱や梁などの構造材が現しの状態になっている木の家です。

昨今に見られるほとんどの木造住宅は、木が呼吸していません。柱や梁の構造材を壁で隠している「大壁づくり」を採用しています。家の大量生産を目的とした時代に、大壁づくりが主流になりました。大壁づくりでは、せっかくの木の家でも木が持つ自然の力を十分に発揮することなく一生を終えてしまいます。

サイエンスホームは真壁づくり

注文住宅のサイエンスホーム浜松店は、真壁づくりが標準仕様です。技術が進み様々な便利グッズ、機械、機器が世の中に生まれている中、自然本来の力を利用した真壁づくりの木の家を採用しています。日本の気候風土に適した真壁づくりの木の家は、住む人が癒され住むほどに味わい深くなる住まいを生み出します。流行に左右されることなく、日本の暮らしに最適な木の家を、多くの人にお届けしたい気持ちでいっぱいです。

注文住宅のサイエンスホーム浜松店の構造材は、木の樹種にもこだわっています。注文住宅のサイエンスホーム浜松店の木の家は、国産ひのきをふんだんに使用しています。ひのきには、木が持つ「調湿効果」や「リラックス効果」などの力を他の樹種に比べてより多く含まれています。注文住宅のサイエンスホーム浜松店がひのきを選ぶ理由を詳しくお話しているコラムがありますので、ぜひチェックしてみてください。
「『ひのきづくしの家』サイエンスホームのひのきに囲まれた空間で豊かな生活を送ろう」はこちら

お得な情報

上記のコラムでもお話したように、ひのきは希少価値のある高級材です。高級な木材をふんだんに使用した木の家をより多くの人にお届けするべく、注文住宅のサイエンスホーム浜松店ではお得なキャンペーンを行っています。

50棟限定で、注文住宅のひのきの柱1棟分をプレゼント、または追加金額なしでひのきの柱にグレードアップできるお得なキャンペーンです。ひのきキャンペーンについて詳しく聞きたい方、お申込みをご希望の方はこちらからお願いいたします。

この記事は私が書きました

サイエンスホーム浜松店 コーディネーター柴田

こんにちは。サイエンスホーム浜松店でコーディネーターをしている柴田です。大学でインテリアデザインを学び、見た目で惹かれる住宅会社を探して就職活動をしていました。圧倒的に他と雰囲気が異なるサイエンスホームは、柱と梁の直線が美しく、和風から洋風まで多種多様なデザインで造られていてとても魅力を感じました。サイエンスホームに入社し、真壁づくりや外張り断熱など、サイエンスホームで採用している構造や技術を学ぶ中で、デザインに劣ることのない性能の高さを知り、また更にサイエンスホームが好きになりました。
見た目で興味を持たれるお客様が大半ですが、それ以上に暮らして満足する秘密がたくさん隠れています。ぜひ一度展示場や見学会、イベントにお越しいただき、サイエンスホームの魅力を体感してください。

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